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by金森まさみ氏 柊かがみの日常 ~ある日の事~ 「ふぅ…今日の予習終わりっと♪あ~疲れた」 あたしの名前は柊かがみ今年の春凌桜学園を卒業し都内の大学に進学した、卒業式の日こなたが 「ねぇみんなあたし達は今日この学園を卒業するけどあたしはみんなの事忘れないからね」 するとそれに応えるかのように 「うん、こなちゃんあたしもこなちゃんやゆきちゃん事忘れないよ!」 「私も泉さんかがみさん、つかささんの事忘れません」 「あたしも皆と同じよ、みゆきそしてこなた、あんた達はこの学校で知り合った最高の親友よ」 我ながらこっ恥ずかしいセリフと思いながらつい口に出してしまった、第一本当の事だしね… その後進学の為の準備やら一人暮らしの準備やらでそうこうしてる内にこなた達と連絡する事が少なくなり気が付けば大学一年生の五月… 「ふぅ…こなた達今頃どうしてるかな…」 この前連絡した時は皆それぞれの大学で楽しくやってるそうだ…つかさやみゆきと連絡取った時には二人とも彼氏が出来たらしい… まぁみゆきは容姿端麗でナイスバディおまけに分け隔てる事なく人と付き合えるから自然と注目を浴びるでしょうし、 つかさと謂えば高校の時は人見知り激しいかった方だったけど料理専門学校に進学してからはそんな自分を変えようと努力した結果趣味の合う友達にも恵まれその友達の紹介で今の彼氏と付き合う事になった訳…皆充実した学生生活を送ってる中… 「彼氏かぁ…あたしも欲しいな…まぁ…無い物ねだりしてもしょうがないっか…」 コンコン… 「あっは~い」 カチャカチャギィ… 「今晩はかがみ♪勉強でもしてた?」 「まさみ、どうしたの?こんな時間に」 「うん♪今日でた課題の事でちょっと判らない所が会ってさ後…ジャーン!」 「ジャーンってあんた…またお酒持って来たの?」 「うん♪課題終わったらかがみと一緒に呑もうかと思ってね♪」 はぁ~まったく…半場呆れながらも 「まったくあんたは…まぁいいわ…上がって」 「はいよ~お邪魔しま~す ♪」 このまさみと言う女性…かがみが大学に入学した際知り合った友達、 大学入学当時高校と時同様すぐ友達が出来ると思っていたけど… 根っからの気真面目な性格とちょっとキツめの言動の物言いが災いして気が付けは大学内では孤立… 話しかけてくる人もいない大学とアパートの往復のだけの退屈な大学生活のさなか声を掛けてくれた女性… 性格はあたしから見た印象としては勝ち気で面倒見がよく思った事はハッキリ言う性格かな…? 後は無駄にポジティブで酒好きな所か…まぁ今まであたしの知り合った中でこなたやみさおとは違うタイプの人かな… しかし…なんだろうね…この感じ…まさみと一緒に居ると心がウキウキと楽しくなる… 大学で知り合ってまだ日が浅いのにね…やっぱり人間って自分とタイプと違う人間に惹かれてしまうのかしら… 「でっ…どこが判らないの?」 「う~んとね…ここの例文がちょっちね…」 そこの例文は今日出された課題あたしもちょっと悩んだ所だったけど ちゃんと講義を聞いてれば解けなくはない例文だった… 「ここはこうしてこの前習った授業を参考にして……」 「ふんふん…あっ!?そっか♪そうゆう事なのね♪なるほど、 いや~かがみの教え方って判りやすいね♪ 「全くあんたは…講義中居眠りしてるから聞き逃してるんでしょ」 「いや!面目ないしかしあの教授の授業ってなんか眠くなるんだよね♪」 「まぁあんたはバイト三昧で夜遅く帰る事もあるしね、 けどあんたも曲がりなりにも学生なんだからその辺少しは自覚しなさいよ」 「ハイハイ♪もぅかがみは真面目だねぇ」 「あんたが不真面目なだけだ!」 まったく…とっ、まぁこんな感じであたしの生活続いて行く… まぁ悪くはないけどね♪その後勉強も終りまさみと飲み比べをして 大変な事になるんだけどこれは別の機会に話すわ…流石に恥ずかしいし…
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大学生になって友達の出来なかったかがみだが、捨てられていた小犬を拾ってアパートで飼っている。 かがみは、まるで親友 泉こなたの生き写しのようなこの犬に、"こなた"という名前をつけた。 第1話「ぼっちのかがみ様は危険がいっぱいなの?」 私の名前は木冬かがみ、23歳の大学生。 最近アパートにひきこもりすぎて、とうとうアタマがおかしくなったのだろうか・・・。 私が飼っている元捨て犬のこなた(通称:こな犬)が突然言葉をしゃべりだしたのだ。 かがみ「ウヒィ! こ・・こなた(犬の名前)がしゃべってる・・・」 こな犬「かがみんやー、驚かないで聞いて欲しいわん。世界的悪の組織、SOS団の魔の手が迫っているんだわん。 君はこれから魔法少女マジカルかがみんに変身し、悪の野望を打ち滅ぼすんだわん。これは埼玉県内の大学生で最も孤立しているぼっち、 つまり君にしか出来ない任務なんだわん(≡ω≡.U)」 かがみ「誰がぼっちだ!」 こな犬「大学では誰とも会話せず授業そっちのけでラノベを読み、飲み会に誘われたのは入学当初の2回だけ、 お昼休みは大学の人たちから独りでいると思われるのが怖くていつも便所飯の君には、 スペシャルぼっちパワーが宿っているわん。そのカでどうか・・・ぐぇっ(≡ω≡.U)」 かがみはこな犬の首ねっこをつかんで、ぐりぐりと殴りつけた。 かがみ「このっ、このっ・・・」 こな犬「い、痛い痛い・・・とりあえず話を聞くんだわん・・・っていうか、聞いて下さい。 世界的悪のSOS団、やつらはこの糟日部市を侵略しようと狙っているんだわん(≡ω≡.U)」 かがみ「糟日部市を・・・!!?って、えらくピンポイントな世界的悪の組織ね・・・」 こな犬「現在やつらは日本の地方都市から徐々に勢力を拡大しつつあるんだわん。既に函館、金沢、倉敷、別府はやつらの 手に落ちてしまったわん・・・このままでは地球が大ピンチだわん(≡ω≡.U)」 かがみ(なんて事、こなたと行ってみたいところばかりだわ・・・もちろん人間の方のね) かがみ「でもあたし、もう魔法少女なんてトシじゃないし・・・」 こな犬「ダイジョーブ!そういうニーズもあるんだわん!(≡ω≡.U)」 かがみ(なんか懐かしい気がするけど、ムカつく言い方ね・・・) こな犬はまるで人間がその動作をとるかのように、まかせよ!とばかりに、ポンっと自分の胸を叩いた。 こな犬「この魔法のステッキ"らき☆すたーりんぐいんふぇるの"を使えば、かがみのスペシャルぼっちパワーを∞に開放し、 魔法少女マジカルかがみんに大変身だわん!なのはちゃんみたいになれるわんよ!!?(≡ω≡.U)」 かがみは動揺した。百万歩ゆずって仮にこな犬の話を信用するにしても、自分などに悪の組織とたった一人で立ち向かえるわけがない。 どう考えてみてもムリだ。かがみは洋服の袖をまくって、包帯が巻かれている左腕を見せた。 かがみ「あのね、あたしは今、大ケガしてるの!だから、そんなステッキなんか振れるわけないわ。見てよ、この利き腕の左手首の傷を・・・」 こな犬(なんとイタイタしいリストカットの痕・・・。この女の子を選んだ僕の目にやっぱり狂いはなかったようだわん。 間違いなく彼女こそ最高の逸材・・・。(≡ω≡.U)) かがみ「ね? あたしにはムリなのよ、わかった? これからあたしはアキバまで志方さんのCDを買いに行くから、お留守番よろしくね、こなた(犬の名前)」 ちゅどーん! その時、部屋の窓の外から大きな爆発音とともに市街地から火の手が上がったのが見えた。敵だ!敵の侵略が始まったのだ。 こな犬「ああっ!! もう話をしている時間なんて無いわん・・・。かがみが今ここで闘わないと、この糟日部の街は、死の街となりはてぬ・・・・(≡ω≡.U)」 かがみ「うっ・・・わかったわよ。やればいいんでしょっ!やれば~」 *ちなみに変身ポーズやら変身の呪文などがSSでどう書いたらいいのかよくわからないので読者諸氏のご想像に省略である。 戦闘シーンも似たような理由で簡略化。 マジカルかがみんの魔法カは敵を圧倒した。やはり潜在的に強力なスペシャルぼっちパワーを秘めているのだろう。 敵の下っぱ戦闘員が次々と逃げ出していく。 SOS団戦闘員A「おのれこいつただものじゃないぞ。悪の首領・ハルヒさまに報告だっ」 SOS団戦闘員B「ちっ、今日はこのくらいにしといたるわっ」 SOS団戦闘員C「次に会うときまでにオマエの戒名を用意しとけ」 かがみ「は~・・・暴れてスカッとしたわ!魔法って最高ね~。 決めた。あたし、これからも魔法少女になるわッ。よろしくね!こなた」 こな犬「それどころじゃないわん・・・糟日部の街が大変な事にッ・・・あわわわ(≡ω≡.U)」 かがみんの放った魔砲はビルやマンションを貫き、住宅をことごとくなぎ払い、工場が何件か爆発した。 糟日部の街は、死の街となりはてた・・・。 がんばれ、かがみん! 糟日部の平和を守るんだ。SOS団との闘いは今、始まったばかりだぞ。 次回もまた見てね。 スレに投稿するまでもない第2話「かが迷惑!リア充だらけのキャンパスライフ!」 私の名前は木冬かがみ、天才魔法少女の私にはマジカル頭脳パワーが宿っているのよ。 こな犬「それを言うならスペシャルぼっちパワーの間違いだこな・・・。スペシャルぼっちパワーというのは、やたらノリが悪くて、服装がヤバイ、 おまけにKY(空気が読めない)という三拍子そろった、つまり今のかがみんの様な孤立したぼっち大学生に秘められた潜在能力の事で、ぐえっ・・・(≡ω≡.U)」 かがみ「むぎゅうっ」 こな犬「げほgふぇほえほ・・・く、苦しいこな!背後からツインテールで首を絞めないで欲しいこな(≡ω≡.U)」 かがみ「そういえばあんた、いつの間にかセリフの語尾が変わったこな~」 こな犬「こな~・・・!マネしないでっ(≡ω≡.U)」 かがみ「それはそうと、前回はあたしの大活躍で悪のSOS団を追い払ったのよ!ちょっとはあたしを褒め称えなさいよね~」 こな犬「大活躍じゃないこな!危うく糟日部の街が消滅するところだったこな(≡ω≡.U)」 かがみ「うーん、もともと何にもない場所だったからねぇ」 こな犬「確かに・・・い、いや、それだけは正義の味方として、言ってはいけない気がするこな・・・とりあえずかがみんや~、 次からはもう少し正義の味方としての節度ある行動を・・・(≡ω≡.U)」 かがみ「あーはいはい。今、ニコニコのこなかが動画に夢中だから後でね~」 こな犬「・・・・・・(≡ω≡.U)」 時計は午後1時半を指していた。 こな犬「かがみん。そろそろ制服から私服へと着替えないと、また大学に遅刻するこなよ(≡ω≡.U)」 今、かがみは薄暗いアパートの部屋の中で、高校時代の制服姿のままパソコンに向かっている。 大学生になってからもかがみは大好きだった陵桜学園高校時代の制服を着ては昔を思い出しているのだ。 かがみ「はーい、はいはい」 生返事をしつつ、制服を丁寧にハンガーにかけてクローゼットにしまった。 こな犬(23歳にもなって、自分から好んでセーラー服を着てくれる女の子はなかなかいないわん。彼女を魔法少女に選んだ僕の選択は正しかったわん・・・(≡ω≡.U)) かがみ「じゃあ、一応4時限の出席だけとって来るから・・・お留守番お願いね、こなた(犬の名前)」 こな犬「いってらっしゃいこな~!(≡ω≡.U)」 結局今日のかがみはついついニコニコ動画に夢中になってしまい、四限目のミクロ経済学の授業からの遅い登校になった。 もう弁護士の夢なんかもうとっくに挫折しているのだし、魔法少女という世にも珍しい就職先(?)を手に入れている今、この際大学なんか 何年留年しても構わないといった心境に達しつつある。そんな投げやりなことを考えつつ、かがみは授業の行われる講義室乙に入るなり、絶句ッ・・・。 講義室の中はいつもは閑散としているのに今日はリア充そうな学生でいっぱいだった。 どこを見渡しても幸せいっぱいのリア充・・・。リア充の山。 かがみ「い、息苦しい・・・これじゃどこにも座れないじゃないのよ・・・何なの!!?何なのよ・・・・」 古今東西、ヒーローにも弱点はつきものだ。ぼっちかがみの場合、リア充に囲まれて授業を受けてはいけない。それではとても精神カが持たない。 出席を取ることも出来ずにかがみが慌てて構内から逃げ出したところ、学ラン姿の怪人が学生を追い掛け回して毒電波を飛ばして襲っているのが見えた。 本日の敵『怪人 谷口』登場。 谷口「どうも!白石みの・・・谷口です。うははははは!この大学の学生をマインドコントロールしてリア充だらけにしてやる。 意欲と活気に溢れた優秀な学生を大勢増やして、卒業した後は更に洗脳を強化して悪のSOS団員に無理やり就職させてやる。 そうすれば、糟日部征服などあっという間に果たしてくれるわぁ!」 かがみ「すべてそういう事だったのね。キャンパスをリア充だらけにするだなんて、なんて残酷なマネを。ぼっちはただでさえ大学生活自体が苦痛だというのに・・・」 さぁ、スーパーヒロインに変身だ!悪を蹴散らして正義を示すのだ。 かがみんはらき☆すたーりんぐいんふぇるの(魔法のステッキ、普段は13センチくらいのサイズで携行に便利なのだ!)をかばんから取り出し、変身のポーズをとった。 かがみ「マジカル参上XYZ!マジカルかがみんは今日はとってもご機嫌ななめだわ!悪魔はとっとと地獄へ帰りなさい!」 谷口「ははは!現れたな!マジカルかがみんよ!この前の恨み!HAHAHA晴らしちゃる~(音符」 そのとき、かがみのケータイの着信音が鳴り響いた。 かがみ「ん?メールだ・・・。つかさとお父さんから?・・・なになに・・・んんん!?」 谷口「どうした?戦わないのか!マジカルかがみんよ」 かがみ「あんた、ちょっと一緒にうちまで来てくれない?」 谷口「????」 かがみは怪人谷口を連れて鷲宮町の実家へと向かった。 夕方5時。鷲宮神社の境内の隅っこにあるかがみんの実家。 今日は、つかさが専門学校で知り合って出来た彼氏のりゅうじくんを連れて来ている。 先ほどのかがみのケータイに着たメールの内容は、今日は初めてつかさに出来た彼氏、りゅうじくんが遊びに来るから、家族みんなで夕飯を食べようというものだった。 つかさとりゅうじくんは二人きりで、リビングで仲良さげにくつろいでいた。つかさは編み物をしながらりゅうじとCSでやってる洋画を見ていた。 つかさは料理も編み物も大得意。今編んでいるのは、りゅうじにプレゼントするマフラーだろうか。 その光景をかがみと谷口はリビングの引き戸の隙間から、こっそり覗いている。 つかさ「りゅうじくん、もうすぐ完成するからね」 りゅうじ「やっぱつかさ、編み物上手いじゃん。出来上がりがスゲー楽しみになってきた」 かがみ「つかさの奴・・・妹のくせに・・・あなくちおしや・・・・。あ、そうだ!いいこと思いついた! 白石、あとで完成品のあのマフラーを股間に巻いて皆の前に出てきなさい!」 谷口「えぇっ、それはいくら何でもマズくないですか?」 かがみ「やるといったらやるのよ!これはサプライズなのよ。びっくりイベントを起こして、つかさを驚かせるの!出来るわよね?」 谷口「まあ、汚れ芸人としてはやれなくもないですが・・・」 午後7時。今日の夕飯のメニューはすき焼きだった。 ただお、みき、いのり、まつり、かがみ、つかさ・・・家族全員が集まり、そしてお客さんのりゅうじが木冬家の食卓についた。 ただお「りゅうじくん、たくさん食べていきなさい」 りゅうじ「ありがとうございます」 みき「つかさが彼氏を連れてくるなんて、母さん感激だわ」 しばらく家族たちからりゅうじへの質問タイムが続いたが、ずっとかがみは無言で肉をほおばった。 かがみはつかさが自分より先に恋人ができたことを憎憎しく思う感情と共に、谷口と共に仕掛けた悪の企みにちょっぴり罪悪感が芽生えてきた。 りゅうじ「ところで、かがみさんは司法試験を目指してらっしゃるんですよね、すごいっす。尊敬するなー」 かがみ「え・・・まあ、別に尊敬だなんてっ、それほどのことじゃないですから・・・(ああそっか、とっくの昔に挫折したなんて家族は誰も知らないのよね・・・)」 つかさ「お姉ちゃん!どうしたの?さっきから渋い顔しちゃって」 かがみ「え・・・いやぁ、何でもないのよ。あはは・・・」 かがみ(つかさ、悪いけどそろそろぶち壊しにさせてもらうわ。これであんたもお終いね・・・) つかさ「えへへ・・・今日はお姉ちゃんにプレゼントがあるんだよぉ。私の部屋にあるからちょっと持ってくるね」 かがみ「え・・・?プレゼント・・・・まさか・・・」 かがみ(ヤバい・・・・・・・?) つかさは立ち上がり、廊下へつながる引き戸を開けた。そこへ予定通り上半身裸の怪人谷口が乱入。 一同呆然。引きまくる家族たち。つかさは突然の変質者の出現に驚いて、しりもちをついた。 谷口「あぱらぱーー!どうだ、赤フン魔人参上だぞぉ!ハァ~すっぽんすっぽんすっぽん・・・」 つかさ「え・・・白石君? 何なの、どうしてなの?・・・ひどいよ。その赤いマフラー、大好きなお姉ちゃんにあげようと思ってたのに・・・、 りゅうじくんにも本を見ながらデザインとか選んでもらって、せっかく苦労して作ったのに・・・」 つかさはぽろぽろ泣き出した。 かがみ(まずい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!) 谷口「うわーもうっ・・・ほらやっぱり言ったじゃないですか!かがみさんがあんな提案するから、つかささんが泣き出して、大変なことになっちゃったじゃないですか!」 つかさ「え、お姉ちゃん・・・?」 かがみ「ち、違うわよ。あたしとこの変態は何の関係も・・・」 つかさ「お姉ちゃん最低!」 かがみ「あぁぁっ・・・待ってつかさぁぁぁ!!!!」 りゅうじ「・・・・・・・・。」 つかさは二階の自分の部屋に篭ったきり、かがみが何度呼びかけても返事をしてくれなかった。 すっかり食事会どころではなくなり、りゅうじくんには帰ってもらうことになった。かがみは何も言えずに、ただただりゅうじくんに頭を下げるしか出来なかった・・・。 その後は気がつくと、かがみと白石は共に居酒屋でやけ酒をかっくらっていた。 谷口「ハァ・・・・。僕達いったい今日は何をやってたんでしょうね」 かがみ「うるさいわね・・・。ここ割り勘にしてあげるからもっと遠慮しないでガンガンあんたも飲みなさいよね」 谷口「ええっ・・・、もうカンベンしてくださいよぉ。怪人の仕事なんて給料安いし、それに明日ココイチのバイトの予定が朝から入ってんですから・・・」 かがみ「うるさい!飲め!」 今日は最愛の妹が彼氏を連れて来て、家族紹介をして、みんなで一緒に食事をして大切な記念日になるはずだった。 それなのにかがみは、好きでもない男(怪人)と朝までお酒を飲んで過ごしたのだった。 第二話、終わり。 次回も見て、見て、見てね!今回はよっぱらって書きました。後悔はしてない。
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きつめのホラー表現あり。閲覧注意です。 窓辺からはスズメの鳴き声が聞こえる。 秋晴れの朝、かがみは三日前から下ごしらえをしていたミネストローネスープを煮込んでいた。 今日はこなたが遊びにやって来る日だ。 高校を卒業し地元の国立大学へと進学したものの、新しい環境に馴染めずふさぎ込みがちだったかがみを元気付けたのが、高校からの親友であるこなたであった。 そのこなたが来る。お世辞にも得意とは言いがたい料理の腕前ではあったが、かがみは今の自分にできるせめてものお礼をとこなたを夕食に誘ったのだ。 台所には、さすがに三日も煮込んだだけのことはあって、舌にのせただけでとろけてしまいそうな肉の香ばしい匂いが漂っている。 こなたは美味しいと言ってくれるだろうか。かがみは頬が自然と緩むのを感じた。 そう、こうやってかがみが笑顔を見せるようになったのもこなたのおかげである。 かがみにとっての大学は苦行の場であった。誰からも気にかけられず、家族以外とは会話のない毎日。 だんだんふさぎこみがちになり、ついには一歩も家から出ることがなくなっていった。 そんな姉の様子を心配したつかさは、共通の友人であるこなたに相談していたのである。 こなたは「ツンデレじゃないかがみんはかがみんやないんや……」と言って、ちょくちょく木冬家を訪れるようになった。 最初のうちこそかがみも迷惑そうにしてはいたものの、少しずつではあったが昔のようにうちとけ、ついには笑顔も見せるようになっていった。 そしてかがみが大学へ復学したのがつい一週間前のことである。 三日前にこなたが遊びに来たおり、かがみは夕食に誘った。 こなたは「うっ……つかさの料理の方が……」と最初は言っていたものの、 かつてのような明るさを取り戻したかがみの様子が嬉しかったのか、「じゃあご馳走になるよ」と快諾してくれた。 そんなこなたの様子を思い出しながら、かがみは下ごしらえをしたのだ。自分を再び大学へと引き戻してくれたこなたには、 今までに食べたこともないような美味しい料理を味わってもらおうと思って。 そろそろいい頃合いだろうか。かがみは読んでいたライトノベルをテーブルへ置くと、椅子から立ち上がり目の前の鍋から味見をする。 「……お姉ちゃんおはよう。何か変なにお……」 そう言いながら台所へと入ってきたつかさは顔を真っ青にして硬直した。 「おはようって、つかさ。もうお昼だぞ」 そう言ったかがみの口内は赤黒く染まり、歯の隙間には何本もの長いブルーの糸のようなものが挟まり、それは床まで垂れ下がっていた……。
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201 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 10 43 22 ID VkJZPaoIこのスレではかがみはつかさ以上に甘えん坊な一面があるっていうのが 何気に定着していってるなw 朝 「おーい、つかさ起きろー」 「うーん・・もう少しだけ・・」 「いい加減起きないと遅刻するわよ、ほらさっさとしなさい」 布団をはいでつかさのパジャマを脱がせにかかる 「お、お姉ちゃん、自分で出来るからいいよ~」 登校時の会話 「それでこの前ホラー映画見たらつかさが布団に潜りこんで来てさー」 「つかさは怖がりだねー」 (普段はお姉ちゃんからの方が多いクセにぃ~) 昼休み 「ほらつかさ、顎にソースが垂れてるわよ。みっともないわねー」 つかさの肩に手をかけて軽く抱き寄せハンカチで口の周りをかなり念入りにフキフキ 「お姉ちゃん、そこまで綺麗にしなくてもいいよぅ」 下校の電車 「はぅ~何だか眠いよ~」 「全くしょうがないわねー、私に寄りかかってもいいわよ。ほら、いらっしゃい」 「ありがとうお姉ちゃん」 夜 「お姉ちゃん、宿題教えてー」 「またぁ?私に頼ってばっかじゃないの」 「メンゴメンゴ」 「あんたここの公式ちゃんと覚えてないんじゃないの? ほら、教えてあげるからもっとこっち寄りなさいよ」 「うん、ごめんねお姉ちゃん」 寝る時 ガチャ 「つかさ・・一緒に寝ようか?」 「えっと、今日はどうしようかなぁ」 「え・・・」 (うわ、お姉ちゃんそんな悲しそうな顔しないでよぉ~) 「わ、私も一緒に寝たいしいいよね。お姉ちゃん来てー」 (ホッ) ゴソゴソ 「おやすみつかさ(ギュッ)」 「おやすみお姉ちゃん(ナデナデ)」 「そんな感じで私は一日中お姉ちゃんに頼っりっぱなしな分、 寝る時だけはお姉ちゃんの方が甘えん坊さんになっちゃうんだよ」 「いや、つかさ・・それってよく聞くと寝る時以外も・・(=ω=.;)」 202 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 12 06 22 ID hjACszqo 201 GJではあるが、いささか画竜点睛を欠いているようにも思える お 風 呂 は ど う し た ん だ 203 :200:2008/02/24(日) 13 48 23 ID VkJZPaoI狭い浴室で体を密着させながらお互いをシャンプー&背中を洗いっこ かがみのターン 「お姉ちゃんもうそれ位でいいよ~」 「ダーメ、女の子なんだからちゃんと綺麗にしないと」 つかさのターン 「ちょっと、あんたも念入りにしすぎよ」 「だってお姉ちゃんの髪長いんだもん。なんか誰かを洗ってあげると 自分を洗う時より綺麗にしてあげたくなるんだよね」 最後はお互い向き合って相手の前を同時に洗いっこ 「ヒャン!お、お姉ちゃんそこはそんなに念入りに洗わなくていいよぉ~」 「つ、つかさこそちょっとは擦る力緩めなさいよ」 「むぅ~、お姉ちゃんがその気なら・・えい」 「ちょ、ちょっとつかさ!さすがにここは自分で洗うわよ」 「えへへ、やわらかーい。お姉ちゃんの体、すみずみまで綺麗にしてあげるね」 ・・ダメだ、風呂ネタこれ以上書くと必然的にエロパロスレ行きになってしまう 206 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 14 46 18 ID Qf/K/JeO 203 正直、たまりません 209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 16 29 11 ID BiPOk96k 201 203 かがみ臨界突破でたがが外れちゃってるな 小学校や中学校低学年ならまああってもおかしくない光景だけどさすがに高校生でこれはwww 最近この二人がだんだんデンジャラスな方向に突き進んでるような気がする 誰か止め・・・いやむしろこのままでおながいします
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「イヤッホー、雪じゃー!サッポロもってこーい!!」 「雪まつりなら、よそでやれ。」 「えっ、札幌雪祭りじゃなくてサッポロラガーの方を言ったんだけど。」 「なお悪いわ。堂々とビールの要求するんじゃないわよ。」 豪雪にみまわれた2月の週末の帰り道。 目の前ではしゃぎまわっているこなたに 『せっかくだから大雪降った通学路を歩いてかえろう。』 と提案され、つかさと私柊かがみは、こなたと一緒に 雪景色の高校の通学路を最寄駅である糟日部駅へと向かって歩いていた。 (ちなみにみゆきは交通網がストップする可能性があるので早めに帰った。) 「雪合戦さいたま代表いっきまーす!一点先取、頭を冷やせ!!」 「へっ?きゃっ!!」 そう言ってつかさへ雪玉を投げつけてきた、こなた。 それに対し、パニくり気味にしゃがんで避ける、つかさ。 本来の標的が外れた雪玉は… 「へぶっ!!」 私の顔面へと直撃した。 「げっ、しまった。一番当ててはいけない相手に当ててしまった~。」 「お姉ちゃん大丈夫!?…でも女の子として『へぶっ』は無いなぁ……」 私に直撃させたことにより、あたふたし始めたこなた。 よく分かっているじゃない、こなた。あと、つかさ女の子云々は余計よ。 そして私は無言で雪玉片手に、ある程度距離が離れているこなたの元へと走って行った。 「ツンデレ美少女が、制服姿のわたしに興奮して追ってくるーー!!」 「誰が興奮して追ってきてるだ、コラ!!」 「ってひいいいいいいいいい!!!厳ついおなごが迫ってきてるー!」 「ふたりとも、待って~。」 制服着た女子高生が三人、雪化粧された田んぼ道を走り回る。 しかもはいている靴が滑りやすい革靴だから、すごく走りずらい。 そんな私に対してこなたは、普段程早くはないけれど私よりも早いからか、 なかなか距離が縮まない。 「クソ~~、かがみから巻くことが出来なよ~。」 「ぜえぜえ…争いごとの種はまいているよ、こなちゃん……はあ、はあ…」 「どさくさにうまいこと言っているんじゃないよ、つかさ。」 雪道を四苦八苦しながら、駅方向へと走って行く私たち。 駅が見えてきたところで距離がある程度縮んだ為、手にある雪玉をこなたへ投げつける。 「フッ、当たらなければどうってことはない…うわっ!!」 投げた雪玉をこなたはネタを交えながら避けたが、 体勢を崩したため、思いっきり転んだ。 「こなちゃん、大丈夫!?」 転んだこなたを気遣い、声をかけ近づくつかさ。 普段なら私もこなたの身を案じるが、寒波が押し寄せ雪が降るという悪天候の中、 でかい雪玉をぶつけられ変なリアクションを取らされた私は… 「かがみ…何?どうしたの?」 こなたの背後にて、額へと腕を回しグッと締め上げた。 「あたたたたたたたた!!!かがみ、素で痛い~~!! お父さんのドロップキックならぬ、かがみ様のヘッドロックだ~~~~~!!」 「小学生の頃、私をいじめていた男子にやった技をこなちゃんに…これは本気だ。」 そうこれは幼い頃男子相手のケンカに使った技で、使うと大体大泣きされた。 (それ以外は周りに止められた。そして余談であるが、 この技を私に教えたのはまつり姉さんである) ちょっと最近調子に乗りすぎてる感があるこなたに対して、少し怒りが溜まっていた為、 つい使ってしまった。 「や、やめようよお姉ちゃん。争いは治療費しか生まないよ。」 「もう少し、良い言い方無いのかよ。」 「大丈夫だよ、つかさ。21世紀の終わりを見届けるまでは死ねない…。」 「早く死ね!」 「ごふ……」 「こなちゃーん!!!」 あれから数年後の2月14日バレンタイン。この日も高校の頃の積雪した日のように 大雪に見舞われており、何度も通っている近所の道も雪化粧により、 普段とは違う様相を呈していた。 そんな中、ドレスシャツにカーディガンを合わせたパンツルックにチェスターコートを着た、 所為ビジネスカジュアルに身を包んだ私は、チョコレートを始めとしたお菓子が入った紙袋を 手に家路を急いでいた。こなたが待っている家へ。 私たちは大学入学した頃に、恋人同士として付き合い始め、 大学を卒業して社会人となった時に同棲を始めた。 そして比較的私より帰宅が早いこなたが先に帰っていて、晩御飯の準備をしている。 お風呂に入り、こなたが作った晩御飯を一緒食べ、まったりした気分でおしゃべりしながら こなたの好きなアニメや私がはまっている海外ドラマを見て夜更かしして過ごすことを 考えると楽しい気分になり、自然と足早になる。 「こなた、ただいまー。」 「おかえり、かがみん…って何?そのお菓子の入ってそうな紙袋は?」 「ふっふっふ、よくぞ聞いてくれました。はい!Happy Valentine、こなた!」 「おおう、ありがとうかがみ…ってこれチョコレートが申し訳程度にあって、 ケーキと思われる箱があるんだけど。」 「そうなのこなた、今回の本命はこのしろたえのレアチーズケーキよ。」 「うわぁ、これ明らかにバレンタインにかこつけて自分が食べたいのを買ってきたよね、かがみ。」 「いやいやそうじゃないわよ、こなた。大雪で比較的早引けになった時に豪雪にみまわれている 街を見て、白いレアチーズケーキっていいわねって、思いついただけだから。」 「思いっきり自分が食べたいの選んでるよ~。」 玄関にて買ってきたケーキ等のお菓子をこなたに渡しつつ、ずっと繰り返してきたやりとりをする。 何故か最近こなたから突っ込まれる回数が増えている気がするのは気のせいだ。 「あ、そうそう。今日の大雪すごかったわね、なんか高校の時の大雪の日を思い出したわ。」 「あ~かがみにヘッドロックされた時ね。」 「あの頃の雪遊びのスケールアップって感じで、ソチ五輪を意識して渋谷の道玄坂でスキー をやって、3匹目のハチ公を作ろうよ。で、『恋人といる時の雪って特別な気分に浸れて私は 好きです』ってスマホで記念写真撮ろうよこなた。」 「物凄い現実逃避への仕方だね、かがみ。よほど疲れているんだね。 お風呂沸いてるから先に入ってサッパリした方がいいよ。」 「そうね………っえい!!」 「ちょっかがみ様!?何でヘッドロックをなさるのですか???」 「一人でじゃなくて、一緒に入ろうよこなた。」 「あ、はい。分かりました、かがみさん。あと出来ればヘッドロック解いて、少し離れて頂けます でしょうか。外の空気の匂いとかがみの香水の匂いがすごくします。それと耳元で話しかけられる のって結構恥ずかしいです。」 「え~いいじゃない、全然力入れてないし大丈夫よ。あの時はあんたに対して冗談じゃないって 気持ちが強かったけど、今はアンタがいない日常のほうが冗談じゃないって思っているから。」 「いいえ、あの時のは圧死しかけましたが、今は恥ずかし死にしてしまいます。あと今の発言も 結構恥ずいです。」 「え~、これ以上のことを日常的にしているじゃないの。今更何言っているの?」 そう言い切って、『にゃー』とか『みゃー』とか言っているこなたをヘッドロックしながら 風呂場へと引きづり込む。 まさか込める気持ちが違うヘッドロックをすることが私の人生の中であるなんて、 あの時の私には想像できなかったなぁと考えながら、週末どう過ごそうか楽しみな私だった。 …………… 「結婚した後ロリコンだと口にしてみなさい、離婚よ。」 「くだらない上に、意味わからないよ。」 「あっ、あと高校生はロリータに含めるか各々の判断に任せるわ。」 「もういいよ、かがみが好きなようにすればいいよ。」 コメントフォーム 名前 コメント GJ!!(≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-11-29 09 20 20) ロリが好きなのではない 好きな人がロリだったのだ -- 名無しさん (2015-01-26 04 06 54) こなたもロリではないw GJ -- 名無しさん (2015-01-09 08 34 15) jkはロリではない こなたはロリだけど -- 名無しさん (2014-04-17 05 13 58) 10年経っても色褪せない、かがこなは最高。 -- kk (2014-03-19 23 35 05) 久しぶりにここに来てみたと思ったら萌え死んでいた。な、何を言ってるのか(ry ともあれGJ! -- 名無しさん (2014-03-15 00 16 36) 投票ボタン(web拍手の感覚でご利用ください)
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むー、と私はかがみを見て思わず唸った。 もちろん、このかがみはミラーの方で私の友達じゃない。でも私の頭の中では その鏡面に必死で笑いを堪える友人のイメージが見えた。 あ!耐え切れずにふきだしたなー!! くそう、ツンデレのくせにー! …って 何一人でやってるんだろ。 自分の妄想に向けられた理不尽な怒りを振り払うように首を左右に振ると、その動きに 少し遅れて私の髪も左右に揺れた。 いつもと同じ――お母さんと同じ、私の自慢の長い髪。 …前髪だけはいつもと同じじゃないけど。 さんざん長いモノローグを続けてきたが、冒頭の唸り声の理由はこのいつもより短い 前髪であり、私の不機嫌さの原因もこの前髪である。 以下回想。 今朝方、珍しく早く起きた私はこれまた珍しく余裕のある登校準備の最中に 急に前髪を整えようと思い立った。 (はい、オチが見えたって人はお口にチャック!) フルメタTSRのOPを口ずさみながら鏡に向かい、慎重に前髪にハサミをあてて毛先をそろえる。 (そういえばアニメにも髪を切るシーンがあったっけ…) 自然と私の脳裏にはTSRの本編映像が浮かんだ。 あーごめん、以下シーン紹介するから未見の人は気をつけてね。 主人公のソウスケの伸びた黒髪をヒロインのかなめが切るという、ヤマカン演出が 冴えまくりなTSR屈指の名シーン。 手短に解説すると、傭兵として戦火を生きて来たソウスケは身動きの出来ない状態で 刃物を持った相手が傍にいることに耐えられない。だから美容室でカットなんて出来ないので 髪は伸び伸び。 けれども不思議とかなめに髪を切られるのは平気で、しまいにはカットの最中に眠ってしまう。 歴戦の傭兵が警戒心を解くということ。そこにはかなめへの信頼とソウスケ自身も 気付いていない想いがある。 かなめはその事実に気付いているのかいないのか、無防備なソウスケの表情に そっと唇を近づける…ってシーン。 (いやーあの時キスしてればね~) と残念に思いながら、あの場面を思い返す度に考えることを私はやっぱり考えた。 (まあ先のことがわかっていたとしてもきっとしなかったんだろうけどさ) なぜならかなめにものすごく感情移入していた私には、あの時のかなめの気持ちがよくわかるからだ。 (ファーストキスだもん、やっぱりお互いの気持ちが通じ合った時にしたいよね…) そしてやっぱり少し気恥ずかしくなる。そんなことを考える自分に違和感アリアリの アリーヴェデルチだ。 (でも…) と私は想像の中のかなめに再び自分を重ねる。好きな人が傍にいて、その人と 二人きりで――そしてその人が自分が傍にいることに安らぎを感じてくれていると分かったら どれほど嬉しく感じるだろうか。 あどけない寝顔を見ながら前髪にハサミをあてて切る。無防備な唇に目を奪われるが、 そこはぐっと我慢だ。 (でも…おでこにキスぐらいならいいよね?) と薄紫色の前髪をかきあげ唇を近付けて――って、薄紫色?!?!? ジョキ。 「あ」 ぱらり。 私の目の前を落ちていく髪の毛は黒でも薄紫でもなく―― 「ああああああああああ????!!!!」 というのが今朝の出来事である。 それから私の大声に驚いて飛び込んで来たお父さんに笑われて私の機嫌は最悪なものとなった。 (ふん、もう当分口聞いてあげないもんね!) あの後応急処置でなんとか恰好はつけたし、ゆーちゃんは「大丈夫、すぐ伸びるよ」って なぐさめてくれたけど(ゆーちゃんは良い子、可愛い良い子)やっぱり鏡で見ると短い。 私はもう今朝から何度目かわからない溜息をついた。 朝からこうやって何度も鏡を見ては溜息をついている。鏡の中のかがみは間抜けに短い 私の前髪――それとも間抜けな私?――を見て笑っている。それが余計に私を苛立たせ、 憂鬱にさせるのだ。 (あー、もう学校休んじゃおうかな…) チラリと横目で時計を見ると、そろそろ家を出ないと遅刻確定な時間になっていた。 (でも待ち合わせすっぽかしたらかがみ怒るよね) 前一度ネトゲのやりすぎで寝坊したらすごい怒られたことがある。 (ここで凹んでてもしかたないか…かがみはともかく、つかさを待たせちゃ悪いもんね) と、最後にもう一度溜息をついて私は重い気分のまま腰を上げた。 「遅い!!今何時だと思ってるのよ!!」 春日部駅の西口を出た瞬間、かがみの怒った声が飛んで来た。 うぅ…ごめんよかがみ。そんなどこかの団長みたいに言ってもらっても 今のテンションじゃ何も返せないんだって。 いつもだったら「待たせたな瞬!!」くらい返せるんだけど。あー、一応 フォローしておくとアンドロメダね。 「…ごめん」 やっぱり口から出たのはそんな言葉だった。 それを受けてかがみの顔にクエスチョンマークが浮かぶ。別に気にしてくれなくてもいいのに。 …ギリギリまで待っててくれたことについてはものすごく嬉しいんだけどさ。 「こなちゃん、おはよ」 つかさは今日も元気そうだね。リボンもぴんぴんしてるし。 「おはよ、つかさ…あとかがみ。待たせてごめんね、さ行こ」 軽く挨拶を返し、二人視線を避けるように先に立って歩きだす。 さいわい何も言わずとも二人は私の後ろをついてきてくれた。今の所は前髪の異変に 気付かれてはいなさそうだ。 停留所にはバスがちょうど来たところで、しかも朝のこの時間にしては珍しく 後部座席の6人掛けが空いていた。これはひょっとして朝からブルーな私に対しての ささやかなプレゼントなのかな? そんな風に考えたら少し気持ちが軽くなった。 「こなた、あんたどうかしたの?今日なんだか変よ」 …と思ったらこう来たか。 いつも座席に座る時は進行方向向かって右からつかさ→かがみ→私。だから私が つかさの位置に座れば私→つかさ→かがみの順になると予想したのに、かがみは さも当然だと言うように私の隣に腰を下ろしてこっちを見てくる。 ううぅ、せっかく窓の外見ながら寝たフリしてれば学校まではやり過ごせると思ったのに…。 「うるさいなー、眠いんだからほっといてよ」 ちょっと不機嫌にそう返すと後頭部にかがみの視線がぶすりと刺さった。 あ~これは怒らせちゃったな。 そちらを見なくてもかがみが今どんな顔をしているか分かる。そのくらいはナガモンの感情を 読むより簡単。この後何を言えばかがみの機嫌が直ったり、かがみが許してくれるかも 分かるけど、今は言いたくなかった。 「こなちゃん、おねえちゃん怒ってるように見えるけど本当に心配してるんだよ?」 座席二つ分向こうから、つかさのひそひそ声が聞こえる。 いやそのフォローはかがみにも丸聞こえだって。 …それに分かってるよ、それくらい。私だって伊達にかがみと四六時中一緒にいるわけじゃ ないんだもん。学校と家を除けば家族以外でかがみと一緒にいた時間は高校三年間で一番多いと 自負してるし。 「そういう時には『オネエサマのことを想っていたら眠れませんでしたの』って言わなきゃ」 ぶっ、と私とかがみが同時にふきだした。 「つ、つかさ!!わたしのマリ見てまた勝手に読んだわね!!」 「っていうかその発言危険すぎるよ!?」 と(周りの乗客さんたちには聞こえないように)焦りまくる私とかがみに つかさはニッコリ微笑んだ。 「えへへ、こなちゃんやっとこっち向いてくれたね」 ……くそぅ、つかさめ。いつの間にかそんな孔明レベルになりおって。 そんな風に負け惜しみを心の中で言いながら、私は記憶の中の『かがみの所持している ラノベリスト』にマリ見てを追加しておいた。 「でもおねえちゃんが心配してるのは本当だよ。こなちゃんが落ち込んでる上に 前髪が短くなってて――」 ううっ…やっぱり気付かれてたか。 私が思わず前髪に手をあてて隠して下を向くと、かがみが不思議な顔になった。 あれ?想像(イメージ)と違うな。 鏡の中のかがみはニヤニヤしていたけど、ホンモノは色々な感情が混じった 複雑な表情をしている。寂しいのと怒ってるのと…あとは何だろう? どこかで 見たことがあるけど思いだせない。 そんな私の思考はつかさの次の台詞で宇宙の彼方に吹き飛んだ。 「――失恋でもしたんじゃないかって」 私があんぐり口を開けたのとかがみが焦ったようにつかさにツッコんだのは同時だった。 「つ、つかさ!またあんたは余計なことを!!」 ふっふ~ん? これはハッキリ言って前髪のことをごまかすチャンスですね。 ジャーン! ジャーン! ジャーン!という脳内のドラの音とともに、私は ここぞとばかりに真っ赤になったかがみをいじりたおす。 「かがみん、心配かけてごめんね。ねえねえ、どうしたの? お顔が真っ赤だよ? うわっ、お耳も真っ赤だ。かがみ病気なの?」 「……うるさい」 あ、しまった。 ちょっとやりすぎたのか、かがみは下を向いてしまった。これはこじらせると 後を引くパターンだとわかっているので、私は素直に謝ることにする。 「いや、本当に心配かけてごめんね。珍しく朝早く起きたんで前髪揃えてたら失敗しちゃってさ。 それでずっとブルーだったんだ」 「そっかぁ~、わたしも心配しちゃったよ。あ、さっきの失恋っていうのは冗談だからね」 つかさもかがみの扱いは心得ているのかすぐにフォローしてくれた。 「ほらほら、かがみ、顔上げて、機嫌直してくれないと…学校着いちゃうよ?」 「わ、わかったわよ…何よ二人して…」 ぶつぶつ言いながらもかがみは顔を上げてくれた。 うんうん、素直でよろしい! かがみは良い子、素直な良い子。 「でも結構自分で前髪揃えるのって難しいよね」 その良い流れのままつかさが話題を振ってくれた。 つかさ、どうしたんだろ? 今日はみゆきさんみたいにえらく気が利くなぁ。いや さすがにこれは失礼か(苦笑) 「そうだね、人にやってもらえば簡単なんだけど…お父さんにやってもらう訳にはいかないし、 ゆーちゃんだとちょっと照れ臭くてさ」 「わたしおねえちゃんたちに時々やってもらってるんだ~。でもおねえちゃんが一番上手かも」 「そ、そんなことないってば」 おうおう、また赤くなっちゃって。かがみは可愛いなぁ。 照れるかがみを見ていると私の中の何かが刺激されて、ついからかいたくなってしまう。 「それじゃあ、今度前髪を切るときはかがみに頼もうかな?」とニヤニヤしながら言ってみた。 「べ、別にいいけど…」 そうそう、まあ普通は面倒だし断るよね… 「って、ええっ??」 予想外の返事に今度は私の顔が熱くなる。 「何驚いてるのよ、言っておくけど料理みたいに下手っぴって訳じゃないんだからね」 「う、うん…じゃあ次の時にはかがみに頼むよ」 「よし!決まり!ちゃんと切ってほしい時はわたしに言うのよ?」 そう言ってかがみは笑った。 あう…その笑顔はなんだか反則だよ。 かがみの反則技に私の中のレフェリーも混乱したのか、思ってもみないような言葉が 口から飛び出した。 「あ、あのデスね! 言っておくけど髪を切るだけダカラ! 私が髪を切る間に寝ちゃっても キスとかしちゃダメダヨ?」 うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! 何言ってるのボブ!! そんなジャッジじゃモレノもびっくりだよ!! ほ、ほらつかさもポカーンとしてるし!! かがみだって……あれ?かがみ? かがみは何を想像したのか茹でダコのようになっている。うわー私も これくらい赤いんだろうなぁ…熱湯風呂コマーシャルに挑戦した竜ちゃんみたいに真っ赤だよ。 あれ?あれは熱湯じゃないのかな? いやそんなの関係ねぇ!! ともかく私とかがみはハロゲンヒーターより高い熱をお互いに放射しあっていた。 「す、する訳無いでしょ!!」 たっぷり一分間ほど固まってかがみはようやく小さな声を絞り出す。 ゴメン、忘れて…お願い… 私もなんとかそれだけ絞り出そうとしたが口がパクパクと動くだけで言葉にならない。 「それに…」 という一言に続くかがみの唇の微かな動きに私の息は止まりそうになった。 (ファ、ファー…………だもん、やっぱり……………持ちが………った時に……) 読唇術を身につけていなかったことをこれほど後悔したことはない。 いや、単に目の錯覚に過ぎなかったのだろう。どうせ私の希望が入り込みすぎ――って もうだめ! 頭に血が昇りすぎて自分でも何を考えているのか分からなくなってきた。 そんな私たちをおかしそうに見ていたつかさの発した一言でついに私の頭は爆発した。 「セカンドレイドだったっけ?あのシーンって」 ゴトン! 私とかがみが爆発すると同時にバスが大きく揺れて私の頭とかがみの頭がキスをした。 終 コメントフォーム 名前 コメント GJ! -- 名無しさん (2022-12-20 17 08 55) かがみこなた真っ赤! -- かがみんラブ (2012-09-25 23 25 26)
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853 :かがみコスプレ大作戦!1/4:2008/03/24(月) 23 05 45 ID L9Ayz/Vrかがみ、つかさの誕生日後の学校での休み時間の会話。 「この間、私が誕生日にプレゼントした制服着た?」 「恥ずかしくて着てなかったり・・・エヘヘ」 「学校の制服とほとんど同じなのに」 「でも、そういうのってなんか恥ずかしくない?」 「そうかな…私はバイトで普通にやってるけど…」 *** 「ところでかがみは腕章着けたのかな」 「お姉ちゃんも付けてないと思うよ…」 「そうだっ!」 「こなちゃん、急にどうしたの?」 「かがみんに、あの衣装と腕章を着させようっ!」 「お姉ちゃん頼んでも着ないと思う…」 「そこは作戦で何とか。」 こなたは色々思案するも、なかなかいい案が浮かばず。 この時、つかさはこんな事を思っていた。 お姉ちゃんの、コスプレだっけ?…コスプレを見てみたいな 「こなちゃん、着てくれるか分からないけど私から頼んでみるよ」 「じゃあ、こういう事にしよう。 今度の土曜日に家の前についたらメールするから、そこから作戦開始! 上手く着せることができたら、上手く間を取って私が突入!」 「こなた、そんな熱心に何話してるのよ?またゲームかアニメか?」 「いやいや。そんなことより、今週の土曜日遊びに行ってもいい?」 「別にいいけど…」 (こなちゃん、それ言っちゃっていいのかな?…) 854 :かがみコスプレ大作戦!2/4:2008/03/24(月) 23 06 07 ID L9Ayz/Vr*** そして、土曜日。 「今日こなた遊びに来るんでしょ?」 「そういえば、そうだね…」 「そういえば、お姉ちゃんこの間のプレゼントの着けてみた?」 「あんなの着ける訳ないわよ。そういうつかさはどうなの?」 「私も実は…そうだ、お姉ちゃん、私がもらったの着てみる?」 「な、いきなり何よ。」 「お姉ちゃん可愛いから絶対に合うと思うよ。」 「でも、今日こなたが…」 「平気。平気だってば、お姉ちゃん。じゃあ、ちょっと取ってくるね。」 「ちょっと、つかさ」 部屋を出ていくつかさ。その時、つかさの携帯にメールが届く 『今、家の前に着いたよ~。そっちの調子はどう?』 「え~と、」 『一応、着るところまでは何とか出来たよ。』 『じゃあ、あと10分ぐらいしたら突入するね~』 『うん。』 855 :かがみコスプレ大作戦!3/4:2008/03/24(月) 23 06 28 ID L9Ayz/Vr*** そして、何とかつかさはかがみに例の制服を着させた。 「こう、かな」 「お姉ちゃん可愛い~」 照れて、顔を赤くしているかがみ。 「お姉ちゃん、記念に1枚取ってもいい?」 「ダメよ、こればっかりは。」 「せっかくだから、お願い。」 カシャカシャ 「あんた、今2枚取ったでしょ?」 「エヘヘ、だってお姉ちゃん可愛いんだもん」 そんなやり取りをしていると、 ピンポーン 「誰だろう?」 「まさか、こなたじゃないでしょうね?」 その時、1階から母の声が 「かがみ~、つかさ~。こなたちゃんが来たわよ~」 「ちょっと、つかさ、どうするのよ?」 「う~と、え~と…」 つかさがオドオドしてると、部屋にこなたが入ってくる。 856 :かがみコスプレ大作戦!4/4:2008/03/24(月) 23 06 50 ID L9Ayz/Vr「お~s…ってかがみんや、その姿は如何に??」 「こ、これは…えっと…」 さらに顔を真っ赤にして照れまくるかがみ。 「k、」 「何も言うなっ!」 「お姉ちゃん似合ってて、可愛いんだよ。」 「やっぱり、似合うと思ったのは正解か。ニヤニヤ」 こなたの意味ありげな表情を見て、 「ひょっとして、あんたの仕業か?」 「どうしてそれを?…って、自分で言っちゃったよぉ~」 「逃げろ~、鬼が追いかけてくるぅ~」 「あわわ~」 「2人とも待ちなさいよ!」 「かがみん、パンツ見えてる!」 「う、うるさいっ!」 「もう、女の子の片鱗すら」 「お姉ちゃん、メンゴ、メンゴ~」 857 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/24(月) 23 08 03 ID L9Ayz/Vrアニメ見返して、あのシーンでこんな事を妄想したので投下しました。 軽くネタでスイマセン。 858 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/24(月) 23 11 07 ID uH95JU1/ 857 GJ! つかさの頼みなら聞くかがみ、可愛いよ
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ゴーン・・・・・・ゴーン・・・・・・ 鐘の音が聞こえる。いつの間にか眠ってしまったらしい。 顔を上げると、除夜の鐘がテレビに映っていた。 隣を見ればつかさが眠っている。 新しい年の始まりだった。 「明けましておめでと」 「おめでとー、お姉ちゃん」 家族は全員仕事に出計らっている。 私はつかさと新年の挨拶だけして、コタツから抜け出ると自室に向かった。 思った通り、携帯にメールが数通。 クラスメートや仲の良い友達からの年賀メールだった。私も、今年は受験なので、とメールで済ませてしまった。 中にはみゆきからのメールも混じっている。 不意に携帯が震え始めた。「着信中」とディスプレイに表示されている。かけてきたのは・・・ 「何か用?日下部」 「ちぇー、冷たいな柊は。素っ気なくても『あけおめ』くらい言ってくれたって良いぢゃん」 「はいはい、あけおめ」 「うわっ、ホントにそっけねーな」 「大体何でこんな時間にかけてくるのよ。勉強はどうした?センターまであと19日無いわよ」 「グサッ!刺さったよ、心に何か刺さったよ!」 「それに年の始めだし、あんたのことだから峰岸に電話してるんじゃないかと思ってたんだけど」 「ほら、あやのはさぁ。ねぇ?」 「ああ」 そうだ、峰岸には彼氏が居た。 きっとなかなか電話の繋がらないこの時間に何度もリダイヤルを繰り返して 「あー、やっと繋がったー」 とか言って二人で喜んでいるのだろう。 ・・・・・ 「どうせ私には縁のない話だわよ」 「えー、私が折角かけてきたのに?何度もリダイアルしてんだぜ?」 「だって恋人でもないし」 「あやのー、柊がシベリアの大地より冷たいー」 「え、嘘?!そこにいるの?」 「いないけど?」 「何よ、もう・・・そろそろ切るわよ。寝直したいし、少しは家の手伝いもしないと」 「あっ、ちょっ」 問答無用。終話ボタンを押し、ポケットに携帯を押し込む。 回線が込み合う時間だから、しばらくはかかってこないだろう。 何となしに外へ出てみることにした。 何かの予感が、あった気がした。 「寒っ」 外へ出てきたのが後悔されるほどの寒さ。それでも私は、期待してしばらくそこへ立っていた。 ・・・期待って、何を? 私は、もう一枚上着を取りに、家の中に引っ込んだ。 神社へ出る。本当なら私たちも手伝いをしなくてはいけなかったのだが、受験だから、と勘弁して貰っている。 それだから家族に見つかるのは決まりが悪い。 一番近くの位置にいるまつり姉さんの視界に入らないように、私は参拝客の列が見渡せる位置へ回った。 そして目的の物を探す。緩やかなカーブを描いたアホ毛を。 予感は確信に変わった。 「おーっす、こなた」 「おー、かがみじゃん。あけおめー」 「あ、そうね。明けましておめでとう」 参拝客の中。列の端の方にこなたは居た。 「あれ?おじさんは?去年来てたわよね。それからゆたかちゃん」 「ああ、お父さんなら、何でも締め切りがマズいらしくて、今必死になってワープロにかじりついてるよ。ゆーちゃんは友達と初詣だって。だから今年は私一人で来たわけ」 こなたが列から抜けるように歩みを進めた。 私もそれに倣う。 「ふーん、大変そうねぇ。・・・所であんたはどうして来たの?受験でしょ」 「何をおっしゃる、かがみ様。こうしてかがみの顔を拝みに来たんじゃないかえ。御利益ありそうだしネ」 「なっ!」 顔が赤くなった。 「それにかがみだって、仕事じゃないのにこうして出てきてるじゃん。かがみこそ何で?」 「わっ、私は・・・」 あやふやな気持ちに決着をつけようか。 それともあやふやなままで終わりにしてしまおうか。 「こなたが来る、って気がしたから・・・」 「・・・そっか」 こなたが微笑む。 「私もかがみに会えるような気がしたんだ。だから出てきたんだけど・・・当たったね」 決めた。 はっきりさせよう。 「・・・あのね・・・」 「ん?」 白い息が視界を覆う。 「私、こなたのこと・・・好き」 「・・・・・・・」 この寒さで時間が凍ったかの様に思えた。 永い沈黙。 息を吐く体が震えているのが分かる。 寒さで?緊張で? そんなことはどうだって良い。 やがてこなたが目を大きくして言った。 「・・・良かった・・・」 聞き取れるかどうかも分からないような、かすかな声。 「私も好きだよ、かがみ」 涙が止まらなかった。 「今年もよろしくね」 「うん」 そしてお互いは、 「みなみちゃん!お姉ちゃんと柊先輩見つけたよ!」 「どこ・・・?」 「ほら、あっち。列から離れたあっちの方・・・あ!」 「あ、見つけた。・・・!?」 「・・・キス・・・」 「・・・邪魔しないようにしよう・・・か」 「そ、そうだね・・・ふぁっくしゅっ!」 「大丈夫?風邪引かないように・・・」 「大丈夫だよ、みなみちゃん。・・・心配してくれて有り難う。改めて、今年もよろしくね!みなみちゃん!」 「うん。こちらこそ、よろしく。ゆたか」 謹賀新年(こなた視点) コメントフォーム 名前 コメント 2023年になりました。 明けましておめでとうございます。 -- 名無しさん (2023-01-02 21 48 46) またみさおが踏み台かよ… -- 名無しさん (2013-12-11 11 18 52) みさおが…かわいそうすぎる…(ノ△T) ああ、こなかが命の俺は、もちろん作者殿にGJを贈らせていただきます -- 名無しさん (2008-08-24 00 14 08)
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もともと、泉こなたと柊かがみは仲の良い友人であった。 だが、いつからかこなたはかがみに、よく懐くようになった。 こなたにとってかがみは、かけがえのない存在になっていた。 とある日の朝。 こなたとかがみは手を繋いで登校している。 こなたは、とても嬉しそうに笑っていて、まるで子供のようだった。 そんな様子を見て、つかさは微笑ましく思うのだった。なごむ。 学校に到着する。 こなたとかがみはクラスが違うため、ここで離れなければならない。 「かがみ…」 こなたがとても寂しそうな顔をする。 「休み時間になったら必ず行くから…それまでおとなしくしてなさいよ」 こなたの頭をなでる。 「うん…」 「じゃあね」 こなたは寂しそうにしながら、かがみの後ろ姿をずっと見ていた。 授業が始まる。 こなたは、かがみのことが恋しくて仕方なかった。 寂しくて悲しくて、涙がこぼれてくる。 「うっ……うぅ……………」 「どうしたの、こなちゃん…大丈夫?」 つかさが小さな声で聞いてくる。 「ふえっ、…ふぇぇ…………うっ、うっ………………うえ~~~~ん!!!!!」 こなたが泣き出した。 まるで突然親から引き離された子供のように泣き始めた。つかさはどうしたらいいのかとおろおろする。 「ど、どうしました?泉さん?」 「かがみに会いたいよぉ~~~!!!」 「…」 「かがみがいないと…くすん、くすん……寂しいよぉ…」 その時間、つかさとみゆきは必死にこなたをなだめていた。 つかさの用意したかがみの写真が特に効果があったようだ。 休み時間になって、かがみがB組に来た。 つかさとみゆきは、安堵した。二人はひどく疲れていた。 「かがみぃ!!」 こなたの顔がぱあっと明るくなって、かがみの方にとてとてとやってくる。 かがみに抱きついて胸にすりすりと顔を寄せる。 「かがみぃ~~会いたかったよぉ~~~~……」 かがみは苦笑しながら、こなたの背中をなでてあげる。 「ふふっ…ちゃんといい子にしてた?」 「うん!」 つかさとみゆきは苦笑した。 かがみは、手をつないであげる。 こなたは「えへへ…」と笑い、とても嬉しそうにした。 つかさとみゆきはなごんだ。 やがて、チャイムが鳴る。 「あ、ごめんねこなた。そろそろ教室に戻らなくちゃ」 手を離して教室から出ていこうとするかがみ。 「やぁ~~!!」 かがみの腕にすがりついてくるこなた。 「も、もう行かなきゃいけないの!ね?こなた、分かって…」 ぶんぶんと頭をふって嫌がるこなた。 仕方がないので、つかさとみゆきに押さえてもらって、ようやくこなたから離れることができたかがみ。 かがみが出て行こうとすると、「かがみぃ~~かがみぃ~~」と言いながら、手をのばして名前を呼ぶこなた。 「ごめんね、授業が終わったらすぐに行くからね」 次の授業でも、やはり、こなたは泣き始めた。 「うえ~んうえ~ん、かがみぃ~~~」 当然、授業にならない。 そこでつかさとみゆきは、こなたをなだめる為に、話をしたり、つかさのギャグで笑わせようとしたり、 お菓子を食べさせたり、漫画を読ませてあげたり、かがみと電話で話させたり、つかさお手製かがみん人形を抱かせたりと、尽力した。 お昼休み。 つかさとみゆきは疲労困憊でぐったりしている。 そして、お昼ご飯を食べる4人。 こなたはいつも通りチョココロネをはむはむとかじっている。 その途中でこなたの手が止まる。 こなたは指を加えて、かがみのお弁当をじーっと見ている。 「…どうしたの?こなた」 「かがみの作ったおべんと食べたい……」 「もう、しょうがないわね…じゃあ、少しだけよ」 「やったあ!」 「はい、あーんして」 「あーん」 こなたはとても嬉しそうに口を開ける。 かがみはそんなこなたの様子にクスッ、と笑い、お弁当のおかずをこなたに食べさせてあげた。 「どう?おいしい?」 「うん!とってもおいしいよ、かがみっ!」 こなたは満面の笑みで言った。 そんな光景にクラス中がなごむ。 午後の授業が始まる。 「うっ……うっ、ぐすんぐすん……ふぇえ…………ひっく、ひっく」 午後の授業になっても、やっぱりかがみが恋しくて泣いてしまうこなた。 つかさやみゆきがいくら手を尽くしても、いっこうに泣き止む気配はなかった。 「うっ、うっ…ぐすん、ひぐ……ぇうう……」 いつまでも泣きやまないこなたに黒井先生が言った。 「泉!いいかげんにしーや!!」 「ぐすん…だって……だって……かがみがいなくてさみしいんだもん……!」 「柊姉はクラスが違うんや!!無理言うなや!!!!」 「!!!……………………ふえっ、ふぇ……ふえぇ…!!!」 「びえええええええええええ!!!!!!!!!」 こなたは大泣きしだした。 クラス中の生徒から白い目で見られる黒井先生。 「かがみぃ~~!!!かがみぃ~~!!!」 こなたはひたすらかがみを呼びながら泣き続ける。 そこで、つかさはある行動をとった。 自分の髪を二つに分けてリボンでまとめる。 「ほ、ほ~ら、こなちゃん、私はかがみよぉ~~~」 「……」 涙目で見つめるこなた。 「…こなた、宿題はやってきたの!?」 「……」 涙目で見つめるこなた。 「べっ、別にこなたのためにやったんじゃないからねっ!」 「……」 涙目で見つめるこなた。 「あっはは~、パン工場~」 「……」 こなたの肩が震えはじめた。 つかさは固まっている。 仕方なさそうに、みゆきが言った。 「…かがみさんを呼んできますね」 「私がふがいないばかりに……面目ねえ……」 そんなわけで仕方なく、かがみが急遽C組から連れてこられた。 orz ←つかさ 今はこなたの席に座り、かがみは泣きやまないこなたを抱っこしてなだめている。 「くすん…くすん…」 「よしよし……もう大丈夫だからね……」 こなたはかがみにしがみついている。かがみは頭を優しくなでて抱きしめる。 「よーしよし」 泣いているこなたをあやす様子は、まるで泣く子をあやすお母さんのようだった。 クラス中がなごむ。 かがみが優しく聞く。 「もう…一体どうしたのよ…?」 「黒井先生がいぢめる…」 「!!!」 「そ う」 かがみは、頭をゆっくり…ゆっくりと持ち上げ、黒井先生の方を見る。 笑顔だった。 〈殺意の込もる〉笑顔だった。 それは誤解や~!という声は意味をなさず、 かがみは、一言も発さず、ゆらり、と立ち上がる。 その時、クラス中の誰もが思った。 今 日 が 黒 井 先 生 の 最 終 回 だ と !!! だが。奇跡は起こった。 「かがみだいすき…」 俯いてるこなたが、ぼそっと呟いた。 かがみは、こなたの席の所に戻った。 「…ありがとね。私も…大好きよ…」 こうして、黒井先生は生き長らえることができた。寿命は縮んだけど。 その後も、こなたはずっとかがみに抱きしめられていた。 「かがみぃ…」 「なあに?」 「…かがみ…あったかくて…いいにおい……」 「…眠くなっちゃったのね」 こなたの長い髪を優しくなでる。 「……うん」 こなたが弱々しく応える。 「じゃあ、お昼寝しよっか。子守唄歌ってあげるから…」 「うん…」 「ねーんねーんころーりーよー、おこーろーりーよー」 子守唄を歌うかがみ。 その優しい歌を聞きながら、こなたの瞼が少しずつ閉じられていく。 やがて、抱っこされているこなたはそのまま眠りについた。 「すう……すう………」 子供のように、かがみにしがみついて寝息をたてるこなた。 クラス中がなごむ。 黒井先生が言った。 「ふう、やっとこさ眠ったか…柊姉はもうC組に戻ってえーよ」 「え…でも、こなたが…」 「ははは、大丈夫やって!こいつ昨日も遅くまでネトゲに勤しんでたんや。授業終わるまでぐっすりや」 かがみはC組に戻っていった。 数分後、こなたが目覚めた時、B組が大変なことになったのは言うまでもない。 それから後日。 かがみは、B組に変わった。 思わぬ所で、かがみの念願が果たされたわけだ。 よかったね。 だだっ子こなたん・保護者のかがみん~お前…唇で教育が必要か?~へ続く コメントフォーム 名前 コメント GJ!!笑 -- 名無しさん (2023-05-02 00 34 49) ...よかったね。 -- 名無しさん (2023-02-13 03 12 29) 爆笑した -- ブレイブ (2012-12-25 14 34 24) 面目ねぇて 随分漢らしくなったなw -- 名無しさん (2012-12-25 07 59 46) いやはや何たるカオス…色々な壊れっぷりが素晴らしい。 -- 名無し (2010-05-31 00 38 28) この混沌とした全ての状況をなごんだ…で済ますこのクラスって、一体…。 -- 名無し (2010-04-27 18 41 47) こなたかわいいよこなた ”今 日 が 黒 井 先 生 の 最 終 回 だ と !!! ” わらっちまったヴぁ -- 名無しさん (2009-11-08 23 30 08) なごんだ・・・でOKなクラスっていったい・・・ もはやオタクこなたは陰も形もないwでもそこもいい! つかさ毎回ドンマイ。 -- 白夜 (2009-10-14 00 36 07) このこなたなら……同じクラスになれば普通に頭撫でたりできるのでは…? -- 名無しさん (2009-08-28 00 45 08) なごんだよりも、よかった。黒井先生殺されずに済んでww -- 名無しさん (2009-08-20 23 22 02) これを読むと…なんだか自分の甥っ子を思い出します…? -- 名無しさん (2009-05-05 17 59 21) なごんだにふいたww -- 名無しさん (2008-09-26 00 10 49) 私もなごんだ//// -- ハルヒ@ (2008-09-16 23 34 24) こなたいいなあー… -- 名無しさん (2008-08-14 12 40 22) 面目ねぇWWWつかさWW -- 名無しさん (2008-08-14 01 30 23) つかさの努力が健気w -- 名無しさん (2008-07-13 23 43 46) 「かがみぃ…」で萌え死んだw -- 名無しさん (2008-07-13 23 37 45) さすが!絶妙な壊れ具合w 俺の糖尿病どうしてくれるんだ -- 名無しさん (2008-07-08 23 46 00) はちゃめちゃだが、いい!! -- 名無しさん (2008-07-08 23 05 37) 面白すぎるww あなたの作品大好きだw -- 名無しさん (2008-07-08 20 27 53)
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詳細でかかれていない部分や、下のアニメのシーンを書いていただける方募集しております 泉こなた 誕生日 5月28日生まれ(ふたご座) 出身地 埼玉県 血液型 A型 身長 142cm 利き手 両利き 一人称 私 趣味 ゲーム、アニメ、読書(漫画) 好き チョココロネ、萌え 嫌い もずく、スポーツ中継 好きな色 黒と赤 胸ランク 極小 家族構成 父(そうじろう)、母(かなた※こなた1歳の時に逝去)長女で一人っ子 クラス 3年B組 2年E組 得意科目 体育(好きというわけではない) 苦手科目 理系 備考:格闘技経験有 フィギュア関係にはほぼ興味なしの状態だったが、最近はまんざら守備範囲外でもない様子 【呼び方】 かがみ→かがみ、かがみ~、かがみん、かがみ様。 つかさ→つかさ みゆき→みゆきさん ゆたか→ゆーちゃん みなみ→みなみちゃん パティ→パティ ひより→ひよりん、ひよちゃん みさお→日下部さん、みさきち あやの→峰岸さん そうじろう→お父さん かなた→お母さん 黒井ななこ→先生、ななこさん 成実ゆい→姉さん、ゆい姉さん 成実きよたか→きー兄さん 高良ゆかり→おばさん 【呼ばれ方】 かがみ→あんた、こなた、こなた~、お前、こなたさん、こなちゃん(?) つかさ→こなちゃん みゆき→泉さん ゆたか→お姉ちゃん、こなたお姉ちゃん みなみ→先輩 パティ→コナタ ひより→泉先輩、先輩 こう→先輩(チビと思ってた時もある) みさお→ちびっ子 あやの→泉さん、泉ちゃん(ちゃん付け詳細求む) そうじろう→こなた かなた→こなた 黒井ななこ→泉、いずみー 成実ゆい→こなた 高良ゆかり→こなたちゃん 柊みき→こなたちゃん 白石みのる→泉 小神あきら→こなたさん 柊かがみ 誕生日 7月7日生まれ(かに座) 出身地 埼玉県 血液型 B型 身長 159cm 利き手 左利き 一人称 私 趣味 読書(主にラノベ)、ゲーム 好き お菓子(とくにチョコ菓子) 嫌い 貝類、体重計 好きな色 黒、菫色 胸ランク 中(Dカップぐらいらしい・・・みさお談 ないと思われがちっスけど、意外とあるっス…単行本4巻23p 田村ひよりの人物ファイル) 家族構成 父(ただお)母(みき)、長女(いのり)次女(まつり)四女(つかさ)三女(かがみ) クラス 3年C組 2年D組 得意科目 英語 苦手科目 家庭科 備考:1年生の時は学級委員長だった(この関係でみゆきと知り合った模様) 【呼び方】 こなた→あんた、こなた、こなた~、お前、こなたさん、こなちゃん(こなたの想像の中で) つかさ→つかさ、あんた みゆき→みゆき ゆたか→ゆたかちゃん みなみ→みなみちゃん パティ→パトリシアさん、あんた ひより→田村さん みさお→あんた、日下部 あやの→峰岸 そうじろう→おじさん かなた→おばさん 黒井ななこ→先生 成実ゆい→成実さん 柊ただお→お父さん 柊みき→お母さん 柊まつり→まつり姉さん 柊いのり→いのり姉さん 【呼ばれ方】 こなた→かがみ、かがみ~、かがみん、かがみ様。 つかさ→お姉ちゃん みゆき→かがみさん ゆたか→かがみ先輩 みなみ→かがみ先輩(詳細求む) パティ→(詳細求む) ひより→柊先輩、柊かがみ先輩 こう→(たぶんないと思いますが詳細求む) みさお→柊、柊ぃ~ あやの→柊ちゃん そうじろう→かがみちゃん かなた→(たぶんなし) 黒井ななこ→柊 成実ゆい→(たぶんなし) 柊ただお→かがみ 柊みき→かがみ 柊まつり→かがみ 柊いのり→かがみ 白石みのる→かがみ 小神あきら→かがみちゃん アニメでの有名なシーン 第01話『つっぱしる女』 【かがみのお見舞いに行くこなた】 「へぇ~かがみって意外に可愛い寝顔してんだぁ」 「何だよ何しに来たんだよ帰れよ!」「おぉ~起きた起きた」 「え、お見舞い?あんたが?私のためにわざわざ?」 「そうだよ」 「で、でもうつしたら悪いしさ。気持ちだけ貰うわよ」 (ちぃ・・・なによ嬉しいじゃない・・・ 新型のウイルスとか流行ってるから、心配してくれてるのかぁ いつもゲームやアニメのことしか考えてないと思ったけど、ちょっと、感動しちゃったじゃない) 「ん?」 「ほら、この前出た宿題とか見せてもらいたいし、あと、いい寝顔見せてもらったし気にしなくていいって」 「帰れ!」 第04話『やる気の問題』 ヒイラギケと表示された電話を受けたこなたが、いきなり「ハローかがみん」と挨拶するシーンがある。 (かがみからの電話だと確信している) 第07話『イメージ』 【寂しんぼかがみ】 「先のことって、進路のことかぁ。確かに高校生活盛り返しだもんね」 「でも、かがみはまだ大して先のこと考えてないんでしょ」 「はぁ!?何でよ失礼ね!」 「だぁって~、皆と同じ組になりたくって文系選んだくらいだもんね」 「つ、つかさぁ!!喋ったなぁー!!しかもよりによって、こ、こいつに!」 「もぉ、素直に言えばいいのに、寂しんぼさんだんだから~ぁ、よしよし」 「ぅ・・・う、うるさい!」 【かがみの胸の大きさを把握しているこなた】 「お姉ちゃんダイエットして夏太り解消したんじゃなかったっけ?」 「あぁー・・でも、体重は減ったのにウエストやヒップは変わんないのよね」 「いや、かがみ?ダイエットの成果 私には見えてるよ?」 「えっ、そう?」 「うん、手にとるようにな・・・ダイエットすると、痩せなくていいところから痩せていくという言い伝えがあるそうな」 「もういい!皆まで言うな!」 こなたがかがみの胸元をツンツンするシーンがある。 第10話『願望』 かがみは焦る二人に呆れつつも、先ほどまでこなたが抱えていたクッションを抱きしめているシーンがある。 (かがみとつかさが泉家に泊まりがけで遊びに行ったとき) かがみが冗談でこなたに「かがみ様」と呼ばせるシーンがある。 第12話『お祭りへ行こう』 巫女の手伝いがあるのに、かがみ(+つかさ)がコミケに付き合ってくれるシーンがある。 【初詣のお祈り】 「そういえばお姉ちゃん、さっき何か熱心にお祈りしてたね」 「またあんたは余計なことを!そんなに熱心にしてないわよ! ちょ、ちょっと今年くらいはつかさやみゆきと同じクラスがいいな、って思っただけよ」 「ふ~ん」「お姉ちゃん、こなちゃんは?」 「かがみってさ、実はけっこう可愛いよね~」 「うるさいな!そうやって茶化されてるから言いたくなかったのに!!」 「その抵抗がまた何とも」 「悪いかよ!!」 第15話『いきなりは変われない』 LIVE中こなたが前が見えずに飛び跳ねる そんなこなたを見てそっと席を譲るかがみ LIVE後「なんなんだろうね、この気持ち・・・」とこなたが言うシーンがある。 第21話『パンドラの箱』 修学旅行エピソードがある。 (こなたが、かがみのツッコミが復活したので頬を染めるシーン、気遣って電話をかけるシーンがある。 かがみの部屋の机の前のコルクボードに、おみくじと写真が貼ってあることが分かる。)